ブランクがあっても素敵に働く人(1)

   

NPO法人絆 サービス提供責任者 高崎幸子さん

takasaki 地域の花育てボランティアをしていた高崎さんは、初代の山﨑等さんから声が掛り、平成6年立ち上げメンバーとして活動が始まる。今から22年前のこと、発足当時の役割は、絆の事務所で留守番兼電話番をしていた。

 特別養護老人ホームでパート勤務を始めた。職員ではなく、パートの私が利用者から呼び止められる。そこには役立ち感があった。今思えば、忙しさのあまり職員から笑顔が消えていたのかもしれない。次いで、夜勤もある老人保健施設では、常勤として職員が助け合いながら働く環境にあったが、一部職員間の煩労もあり退職し、福祉から離れた。

 その後は、手芸センターで3,4日のパートに切り替え働き始めて1年半が過ぎたころ、やりがいを求めて絆へ電話したのが平成16年、絆の10周年で再会したことになる。それから12年、今は理事として、サービス提供責任者として活躍する。

 昨年退職した夫も週3日、デイサービスの送迎や絆の設備管理などの煩雑な仕事を引き受け、一緒に働いている。サービス提供責任者の仕事は、ケアマネの指示をヘルパーにコーディネートすること。ヘルパーが気持ちよく働く環境を整えることで、利用者へのメリットが生まれるので、少しでも良くなるように手助けしたいと思う。人は苦手だが、本音で話をしてくれると嬉しいし、自分を成長させるやりがいのある仕事だと思う。

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