若濵桃子さん(NPO法人 絆)

      2017/06/05

 

NPO法人絆(東浦町)
 さくさく工房絆(生活介護)担当
 若濵桃子さん(30代)

 ヘルパー2級課程研修の講師をしていた父の勧めもあり、高校3年の夏休みに資格を取得した。高校時代から近所の飲食店でアルバイトをするなど、接客が得意な彼女は卒業後、資格を活かして特養施設で働き始める。 kizuna7  1年が経過した頃、専門性を高めようと専門学校へ入学するが、授業内容と実際の現場との違いに不安を感じ介護福祉分野から離れてしまう。その後、サービス業や一般事務などを経て、現在は、さくさく工房絆で身体・知的・精神障がい者の支援に従事、家事と3人の子育てと、忙しい日々を過ごしている。

 復帰のきっかけは、3番目の子が2歳で就園できるようになり就職しようと思った時。母 の勧めもあって、名古屋市から子育ての環境が整う東浦町へ戻り、絆に就職し丸2年が経った。障害特性により日々の変化が大きいため、求められる支援スキルは高く、重圧を感じることもしばしばだが、最近受講した強度行動障害支援者養成研修より、トイレで1時間以上こもる利用者の対応は「出るきっかけ」を示すことと学び、今では用を足す前に「5分で出る」ことを伝えると、その通りにしてくれるようになった。今までできなかったことができるようになることにやりがいを感じている。

今年の冬、3人の子どもたちが順番にインフルエンザにかかってしまい1カ月休んだが、職場は快く受け入れてくれた。子どもの成長を第一に考えられる職場なのでとても働きやすいし感謝している。だからここでしっかり働き、いただいたお給料が生活にゆとりを生むので、子どもたちとたくさん遊び、ママ友とのランチ等で私的な時間も確保し、充実した私生活が送れている。

ブランクの間にたくさんの転職を経験したがマイナスだとは思ってない。介護職の場合、経験が多ければ多いほど、話のネタとして誰とでも(利用者)世間話ができるから、と笑顔で語った。

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