横山恵さん(NPO法人 だいこんの花)

      2016/10/31

 

NPO法人だいこんの花(知多市)
 横山恵さん(30代)

 子育てがひと段落した頃、保育士として10年務めたが体調を崩して退職。約2年の静養を経て再び仕事を探した時、無意識に介護職を選ぶ自分がいた。常滑市内のデイサービスで働き始めてから初任者研修課程を受講daikon8したが、その修了式で現法人の理事長と現施設長より「これからできる新しい施設で一緒に働こう!」と誘われ、現在に至る。

オープンしたばかりの施設ゆえに、地域との関係も含めて年間行事やスタッフとの関係づくりに奔走し、あっという間の3年だったと振り返る。男女とも若いスタッフが多いため、ベテランのパート職員と相談しながら次世代への指導も含めて、今年度より主任として働いている。

daikon6正社員と子育てを両立させる秘訣は、家事も仕事も頑張りすぎないコト。中学3年になった娘は、言わなくても手伝ってくれるようになったので、背中を見てくれていると感謝している。主任に抜擢されたことを悩んでいたら「やってみないとわからないよ」と、背中を押してくれたのも娘の一言。違う福祉施設で働く同居の母もよき理解者として話を聞いてくれることがありがたい。一番の楽しみは、娘と一緒に買い物に出掛けたり嵐のコンサートに行くことだが、体力を使う仕事なので温泉やマッサージなどで癒す。

daikon7利用者の介護度合いの違いにより接し方に偏りが出てしまわないよう、自分なりに小さな工夫を加 えるなど、日々の業務にメリハリをつけている。介護の魅力とは、「誰かのために、自分ができるコトをする。人生の終末期はつらいが、悔いなくやりきる。一緒に喜び合うコト、たくさんの笑顔のために」と、笑顔で語った。

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