体験! コミュニケーション ~傾聴と伝達~

      2016/11/17

8月4日、9月1日 10:00~12:00
講師:特定非営利活動法人だいこんの花 荒木麻貴臣氏

 まず自己紹介として最近の出来事を話す体験をしました。 聞き手は黙って聞くだけで、うなずきも返事もしないという設定だったため、自己紹介をする方は何の反応もない相手に話をしても話が続きませんでした。続いて、聞き手は頷いたり返事をしたりしてもいいという設定で自己紹介をすると、会話も続き、何よりも会話が楽しかったという意見が多く出ました。

 次は3人グループになり、認知症の役、対応する役、評価する役の3つの役に分かれて会話をし、認知症の方に関わることの難しさを体験しました。

 最後に丸や三角、四角の図形を描いた紙が1人に渡され、それを説明して他の2人に説明通りに書いてもらうという体験をしました。その体験を通して伝えることの難しさを学びました。ただ、2回目は図形が複雑になったにも関わらず、2回目の説明の方が1回目よりうまくなったグループが何組かあり、伝え方にもコツがあることがわかりました。

傾聴とはただ話を聞くだけでなく、相手の話に耳を傾け、共感しながら聴くこと。相手の話に耳を傾けながら、表情や態度をよく観察することも大切です。また、会話をする際には音の強弱、長短、抑揚を意識すること、相手に障がい等がある場合には、表情、目線、視線、動作などから、相手のメッセージを読み取る非言語的コミュニケーションが必要な場合もあります。

質問には「はい」「いいえ」「25歳です」など答え方が決まっている閉ざされた質問(クローズクエスチョン)と、考えながら自由に答えられる開かれた質問(オープンクエスチョン)があるということも説明していただきました。

《参加者の感想》

  • いろいろと体験して伝えることのむつかしさを改めて感じました
  • 共感をし、否定もせず認知症の方と関わる大切さも改めて実感できました

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